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銀行印と印鑑ケース

ハンコ屋でバイトして3日目、作ってみようかと頭をよぎった。
最初派遣先がハンコ屋と聞いた時は楽勝で稼げるなとしか思わなかったが、
意外と印鑑というのは奥が深く、印鑑といえど銀行印から社印まで種類もさまざまである。
就職したことのない私には角印と呼ばれる四角いハンコを手にしたのは初めてだった。

はんこ屋の仕事はたいていがレジ打ちなどの接客だが、
基本印鑑を作りに来る人に説明ができないのでは全く仕事にならない。
基本、三文判と呼ばれる苗字だけの印鑑は100円ショップでも販売しているからだろうか。

やはり、作成を頼むお客さんが多いという印象だった。
この店にも三文判が98円で売られている。
なぜかやりたくなるのが自分の苗字があるかどうかのチェック。
今まで見つけたことはなかった。私の苗字は100円ショップでもない。
珍しい苗字ではない気もするのに。

なので、98円にもあるわけないかという気持ちで探していた。
ある!!!なかなか普段ないので困っている家族にも、と在庫してあった2個を買う。
安く手に入れられないので、普通の三文判は家族で使いまわしていたのだ。
家のリビングにある茶箪笥の引き出しに入れておき、
誰かが持って行ったままになっていると誰よ~?と小騒ぎになるのが常であった。
これで解消する。

実は、銀行印はこの三文判と全く一緒であった。
自分の三文判ができるとそれはおのずと自分専用の銀行印をもったのと同じことである。
これはケースを買わなければいけない。
おしゃれな印鑑ケースを探そう。

お客さんはまばらの為、陳列棚をはたきにかけながら物色するのが日課になった。
卒業式でよくもらうレザーのついたものでさえ今はカラフルである。
パステルカラーからビビットな色のものまでさまざま。
花柄だっておばあちゃんが持ってそうな和柄のものだけではない。

私はドット柄の印鑑ケースを購入しようと決めた。
でも、どうせならここのバイトの最終日に買う。
そう決めた。
数日後、契約の最終日、紺と白のドット柄の印鑑ケースを買った。
すぐにここで買った98円とはいえ、大事な銀行印を入れた。
なんだか、少し大人になた気がした。

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